ダブルバガーを狙える低PER成長株!割安なうちに仕込みたい日本企業を紹介

「自分の持っている株が2倍になったら最高だな」と、投資をしている人なら一度は夢想します。でも、実際に2倍になる銘柄、つまりダブルバガーを見つけるのは宝探しのような難しさがあります。この記事では、日本株の中でまだ誰にも気づかれていない「お宝」を見つけるための具体的な見方を紹介します。

目次

ダブルバガーを狙うならまず何を見る?

株価が2倍になる銘柄を探すとき、多くの人は「有名な会社」を選びがちですが、実はそこが落とし穴です。大きな利益を狙うためには、今の実力に対して株価が低すぎる会社や、これから急成長する小さな会社に注目する必要があります。投資のプロが最初に見るのは、会社の規模と成長の勢いです。

株価が2倍になる仕組みを知る

株価が2倍になる「ダブルバガー」とは、1株500円で買った株が1000円になることを言います。これには2つのパターンがあり、1つは会社の利益が2倍になること、もう1つは世間からの評価(期待値)が2倍に跳ね上がることです。

特に日本株の場合、これまで目立たなかった会社が新しいサービスを成功させ、利益と評価が同時に上がる瞬間に爆発的な上昇が起こります。大型株に比べて、中小型株はこの「変化の幅」が大きいため、2倍や3倍といった数字が現実味を帯びてきます。

時価総額が小さい銘柄ほど有利な理由

時価総額とは、その会社を丸ごと買うのにいくら必要かという「会社の値段」です。トヨタ自動車のような時価総額が数十兆円もある会社がさらに2倍になるには、もう1つトヨタが生まれるほどのエネルギーが必要で、これは簡単ではありません。

狙い目は、時価総額が300億円から500億円ほどの中小型株です。この規模の会社は、1つのヒット商品や契約で業績が劇的に変わるため、株価も軽快に跳ね上がります。大企業にはないフットワークの軽さが、投資家に大きな利益をもたらす武器になります。

過去に大化けした日本企業の共通点

過去に数倍になった会社を振り返ると、共通して「独自の強み」を持っていました。例えば、特定のニッチな分野でシェア1位だったり、人手不足を解消するDX支援をいち早く取り入れていたりする会社です。

共通しているのは、最初は誰にも注目されていなかったという点です。証券会社のレポートにも載らないような時期に、ひっそりと業績を伸ばしていた会社が、ある日突然見つかって買い進まれるのが大化けの典型的な流れです。

低PERの成長株がなぜお宝になりやすいのか

PER(株価収益率)は、その株が「利益に対して割安か割高か」を測るモノサシです。成長しているのにPERが低いまま放置されている株は、いわば「値札の付け間違え」が起きている状態で、ここに大きなチャンスが眠っています。

PER10倍以下が狙い目になる理由

東証プライム市場の平均PERは15倍から16倍程度ですが、成長株の中にはPER10倍前後で放置されているものが存在します。これは、その会社の良さがまだ投資家に伝わっていないか、一時的な要因で売られている証拠です。

  • 利益がしっかり出ている
  • PERが10倍を下回っている
  • それなのに売上が毎年伸びている

こうした条件が揃った銘柄は、市場がその価値に気づいた瞬間に平均的な15倍まで買われるだけで、株価は1.5倍になります。そこに業績の伸びが加われば、2倍の壁は意外と簡単に突破できます。

利益は増えているのに株価が放置されている銘柄

世の中には、業績が絶好調なのに株価が全く動かない銘柄があります。これは、その業界が地味だったり、投資家の関心が半導体などの派手なテーマに向いていたりするためです。

こうした「忘れられた優良株」は、下値が非常に硬いのが特徴です。すでに割安なのでこれ以上下がるリスクが低く、一方で上昇し始めた時の伸び代は計り知れません。 守りを固めながら攻める投資には、これ以上ない素材です。

割安なまま終わる銘柄との見分け方

注意が必要なのは、安いだけで成長していない「万年割安株」です。これを見分けるコツは、売上高営業利益率が10%以上あるかどうかを確認することです。

利益率が高いということは、その会社にしかできないサービスや製品があるという証拠です。単にコストを削って利益を出している会社ではなく、稼ぐ力が強い会社を選べば、割安なまま放置されるリスクを減らせます。

割安なうちに仕込みたい企業のチェックリスト

お宝銘柄を見つけるためには、独自のフィルターを持つことが大切です。以下のポイントをクリアしている会社は、将来のダブルバガー候補としてリストアップする価値があります。

毎年利益が20%以上増えているか

成長株として最も重要なのは、利益の伸びるスピードです。1株当たり利益(EPS)が毎年20%以上伸びている会社は、複利の力で会社の価値がどんどん高まっていきます。

3年連続で20%以上の成長を続けているなら、その勢いは本物である可能性が高いです。単発の利益ではなく、継続して稼げているかを確認することで、一時的なブームに乗っただけの会社を排除できます。

借金が少なく手元の現金が豊富か

いくら利益が出ていても、借金まみれの会社は景気悪化に弱いです。自己資本比率が高く、手元にキャッシュをしっかり持っている会社は、新しい投資や自社株買いを積極的に行えます。

東京証券取引所が「PBR1倍割れ」の改善を求めている今、現金を持っている会社は株主還元を強化する動きが強まっています。これが株価上昇の強力な追い風になるため、財務の健全性は必ずチェックしましょう。

その会社にしかできない強みがあるか

参入障壁が高いビジネスをしているかは、長期的な成長を左右します。他社が真似できない特許を持っていたり、顧客が一度使うと離れられない仕組み(ストックビジネス)を持っていたりする会社です。

例えば、特定の製造工程で欠かせない部材を作っているメーカーなどは、不況になっても注文が途絶えません。こうした「地味だけど強い」要素を持っている会社こそ、割安なうちに仕込んでおくべき対象です。

利益が伸びている成長株を日本企業から探すコツ

日本には約4000もの上場企業がありますが、闇雲に探しても効率が悪いです。数字の基準を決めて機械的に絞り込むことで、感情に左右されずにお宝銘柄へたどり着けます。

営業利益率10%以上を基準にする

売上がいくら多くても、手元に残る利益が少なければ意味がありません。営業利益率が10%を超えている会社は、効率的な経営ができているか、高い付加価値を顧客に提供できています。

特に20%を超えるような会社は、その業界で圧倒的な地位を築いていることが多いです。こうした高収益な体質の会社が、たまたまPER10倍台で売られていたら、それは絶好の買い場となります。

会社予想が控えめな企業を狙う

日本の企業は、期初に出す業績予想を低めに見積もる傾向があります。これを「保守的な予想」と呼びますが、決算のたびに上方修正を繰り返す会社は投資家から好まれます。

第2四半期が終わった時点で、すでに通期計画の70%以上を達成しているような会社は、さらなる上振れが期待できます。上方修正が発表されると株価が一気に跳ね上がることが多いため、先回りして仕込むのがコツです。

新しいサービスや技術で市場を広げているか

今の業績だけでなく、将来の市場がどうなるかを想像することも大切です。例えば、深刻な人手不足を解決するためのAI導入支援や、高齢化社会に対応した新しい介護サービスなどは、需要が減ることはありません。

2026年以降も伸び続ける分野で、独自の解決策を提示している会社を探してみてください。既存の市場を奪うのではなく、新しい市場を作り出している会社は、株価が数倍になるポテンシャルを秘めています。

実際に注目したい低PER銘柄の具体的な条件

具体的にお宝銘柄を探すための条件をまとめました。証券会社のスクリーニングツールを使う際は、以下の設定を試してみてください。

地方に本社がある隠れた優良企業

東京の投資家や機関投資家の目が届きにくい地方には、驚くほど高収益な会社が眠っています。地元の有力企業として安定した基盤を持ちながら、全国や海外へ販路を広げている最中の会社は狙い目です。

こうした会社は派手な宣伝をしないため、業績が良いのに万年割安なPERで放置されていることがよくあります。地元での評判や、地域独占の強みを持っている会社は、一度注目が集まると買いが集中します。

親会社からの独立や再編が期待できるケース

日本の上場企業には、親会社が存在する「親子上場」の会社が多くあります。最近では資本効率を上げるために、親会社が子会社を完全子会社化したり、逆に売却したりする動きが活発です。

こうした再編の動きは、子会社の株価を大きく押し上げる要因になります。特に、親会社が大手で子会社が割安なPERで放置されている場合、TOB(株式公開買付け)によって株価が数日で1.5倍以上になることも珍しくありません。

外国人投資家がまだ気づいていない銘柄

日本の株価を動かす大きな力は外国人投資家ですが、彼らが買うのは主に時価総額が大きい有名企業です。しかし、彼らは「利益率が高い割安株」を常に探しています。

中小型株でも、英文での情報開示を始めたり、海外の投資家向け説明会を開いたりする会社は、将来的に大きな買いが入るサインです。プロが買い始める前に個人投資家が仕込んでおくことで、彼らの買いを利益に変えることができます。

項目理想的な条件理由
PER12倍以下市場平均より低く、見直し買いの余地がある
経常利益成長率年20%以上利益が積み上がるスピードが株価を押し上げる
時価総額500億円未満買いが入った時の株価の跳ね上がりが大きい
自己資本比率50%以上倒産リスクが低く、攻めの経営ができる
営業利益率10%以上稼ぐ力が強く、付加価値の高い商売をしている

日本企業の中で割安な株を見つける手順

お宝株を見つける作業は、実はとてもシンプルです。ツールを使って候補を出し、中身をサッと確認する。この習慣をつけるだけで、投資の成績は見違えるようになります。

証券会社のツールでスクリーニングする

まずは楽天証券やSBI証券などのツールで、先ほどの条件を入力してみましょう。PER12倍以下、利益成長率20%以上といった条件を入れるだけで、数千社の中から数十社まで絞り込めます。

絞り込まれたリストを眺めるだけでも、今どの業界が割安なのかが見えてきます。1分もあれば終わる作業ですので、まずは「どんな会社が候補に残るのか」を知ることから始めてください。

決算短信の「ここだけ」は確認する

候補を選んだら、最新の決算短信を開いてみましょう。全部読む必要はありません。最初の1ページ目にある「売上高」と「営業利益」が、前年に比べてどれくらい増えているかを見るだけで十分です。

また、会社のコメント欄で「新製品が好調」や「販路を拡大した」といった前向きな言葉が並んでいるかを確認してください。数字の裏側にある「勢い」を感じ取ることが、自信を持って買うための鍵になります。

業績は良いのに不人気な業界をあえて探す

多くの投資家が群がる「人気業界」は、すでに株価が高くなっていることが多いです。あえて建設、倉庫、地方銀行など、普段はあまり話題にならない業界を覗いてみてください。

こうした業界の中に、DXで業務を劇的に効率化したり、シェアを独占して利益率を高めたりしている「異端児」が紛れています。人気がないからこそ安く買える。この逆張りの発想が、大きなリターンを生みます。

株価が2倍になるまでの目安とタイミング

良い株を見つけても、買うタイミングを間違えると時間がかかってしまいます。効率よく資金を増やすために、いつ買って、どれくらい待つべきかのイメージを持っておきましょう。

仕込んでから花開くまでにかかる期間

ダブルバガーを狙う場合、数日から数週間で達成するのは稀です。一般的には、半年から2年ほどのスパンでじっくり育つのを待つ姿勢が求められます。

会社の業績が株価に反映されるには、少なくとも2〜3回分の決算発表を経る必要があります。「良い会社を安く買って、世間が気づくまで寝かせておく」という忍耐が、大きな果実をもたらします。

株価が動き出す「予兆」をキャッチする

株価が横ばいの状態から、急に出来高(取引量)が増え始めたらチャンスです。これは、特定の大きな投資家が買い集めを始めたサインかもしれません。

また、5日移動平均線が25日移動平均線を下から上に突き抜ける「ゴールデンクロス」などのチャートの形も、上昇のきっかけになります。業績という根拠に、チャートの勢いが加わった時が最強の買い時です。

決算発表後に買うべきか、前に買うべきか

最も安全なのは、決算発表の内容を確認してから買うことです。予想を上回る良い数字が出たことを確認して、株価が上がり始めた瞬間に乗る方法は、リスクを抑えつつ成長の波に乗れます。

一方で、より大きな利益を狙うなら決算前に仕込むことになりますが、これは予想が外れた時のリスクも伴います。まずは決算を確認し、数字の裏付けがある状態で自信を持ってエントリーすることをお勧めします。

失敗を避けるための買い方とルール

どれだけ素晴らしい銘柄でも、投資に100%はありません。思惑が外れた時に大怪我をしないためのルールを自分で作っておくことが、長く生き残るための秘訣です。

一気に買わずに分けて買うメリット

一度に全額を投入せず、2回や3回に分けて買う「時間分散」を取り入れましょう。最初に少しだけ買って、予想通りに株価が上がり始めたら買い増すという形です。

もし買った直後に株価が下がってしまった場合、分けて買っていれば平均取得単価を下げることができますし、途中で諦めて撤退する判断も楽になります。心に余裕を持って投資を続けるために、分散買いは必須のテクニックです。

損切りのラインをあらかじめ決めておく

「株価が10%下がったら一度売る」といった、撤退のルールを必ず決めておきましょう。ダブルバガーを狙う投資では、たまに起こる大きな損失を避けることが何より大切です。

割安株だと思っていても、自分の知らないところで会社に問題が起きていることもあります。株価が自分の想定と違う動きをした時は、一度冷静になるためにポジションを軽くする勇気を持ってください。

業績が悪化した時の見切り方

株価が下がっていなくても、買う理由となった「成長のストーリー」が崩れた時は売り時です。増益予想が減益に変わったり、主要な取引先を失ったりした場合です。

数字の裏付けがなくなった銘柄を持ち続けるのは、投資ではなくギャンブルになってしまいます。常に最新の業績をチェックし、「今からこの株を新しく買いたいか?」と自問自答してみてください。

まとめ:ダブルバガーを狙える銘柄で資産を大きく増やす

日本株の中には、私たちが気づかないだけで驚くような高成長を続けている会社がたくさんあります。それらが割安なうちに仕込むことができれば、資産を2倍、3倍と増やしていくことは決して不可能ではありません。

  • 時価総額が300億〜500億円の小さな会社から探す
  • PER12倍以下の「放置された割安株」に注目する
  • 毎年利益が20%以上伸びている成長の勢いを重視する
  • 営業利益率が10%を超える稼ぐ力の強い会社を選ぶ
  • 自分のルールで損切りを徹底し、大きな失敗を避ける
  • 新NISAの成長投資枠を活用して税金を抑える

今の日本市場は、東証の改革によって多くの企業が「株価を上げよう」と努力しています。この追い風を味方につけて、まずは1つ、自分だけのお宝銘柄を探し出してみてください。地道なリサーチの先には、きっと素晴らしい結果が待っています。

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この記事を書いた人

MONEY STUDIO編集部は、投資・金融分野の情報収集・分析を行う複数名の編集メンバーで構成されています。
一次情報・公式データ・実体験をもとに記事を制作しています。
特定の金融商品や投資手法を過度に推奨することはなく、メリットだけでなくデメリットやリスクも明示することを編集方針としています。

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