スワップポイントが逆転した時の対処法!売りポジションの支払いを抑える方法

せっかく売りポジションでチャンスを待っているのに、毎日財布からお金が逃げていくのは辛いですよね。「朝起きたら口座残高が減っている」という状態が続くと、精神的にも追い詰められてしまいます。

この記事では、スワップポイントが逆転してマイナスになった時に、どうすれば支払いを最小限に抑えられるかを詳しくお伝えします。口座の使い分けや決済のタイミングといった具体的な知恵を知るだけで、無駄なコストをグッと減らせます。損を抱えたまま耐えるだけの毎日から、賢く立ち回る投資スタイルへ切り替えていきましょう。

目次

スワップポイントが逆転した時に真っ先に取るべき3つの行動

スワップが逆転してマイナスの支払いが増え始めたら、まずは落ち着いて「止血」をすることが大切です。何もせずに放置していると、為替の動きに関係なく、じわじわと資金が削られてしまいます。

今の自分のポジションが、毎日いくらのコストを支払っているのかを正確に把握しましょう。その上で、今の状況に合わせた「守りの守備」を固める必要があります。最も大切なのは、利益が出るまで耐えきれるだけの余裕を、今すぐ作ることです。

支払いが膨らむ前にポジションを縮小する

スワップの支払いが苦しいと感じたら、まずは持っている通貨の量を少し減らしてみましょう。全部を決済する必要はありませんが、半分や3分の1にするだけで、毎日の支払額もその分だけ少なくなります。

「いつか戻るはず」と欲張って持ち続けると、支払い分だけで利益が吹き飛んでしまうこともあります。今の自分の資金力に対して、毎日の支払いが重荷になっていないかを冷静に見直し、無理のない量まで絞ることが長期生存のコツです。

スワップポイントの条件が良い別の口座へ資金を移す

FX会社によって、マイナススワップの金額には驚くほど差があります。A社では1日100円の支払いなのに、B社では80円で済むといったことはよく起こる話です。

より支払いが少ない会社へ引っ越すだけで、月単位で見れば数千円から数万円の節約になります。複数の口座を持ち、常に「最も維持費が安い場所」でお金を働かせるように調整するだけで、運用成績は確実に上がります。

マイナス分を相殺するために一部を利益確定する

もし他にも利益が出ているポジションを持っているなら、それを一旦決済して、支払ったスワップ分を穴埋めしましょう。口座全体の合計がプラスになっていれば、心の余裕も保ちやすくなります。

一つの取引で勝とうとせず、口座全体で「トータルプラス」を目指す考え方が重要です。利益をこまめに確定させて、マイナススワップというコストを上回る「稼ぎ」を常に作り続けるリズムを意識してみてください。

なぜスワップポイントの逆転は起きる?金利差が変わる仕組み

スワップポイントの正体は、2つの国の「金利の差」です。日本円のような低金利な通貨を売り、米ドルのような高金利な通貨を買うと、その差額がもらえます。逆に、低金利な円を買い、高金利なドルを売ると、その差額を支払わなければなりません。

この差が縮まったり、逆転したりするのは、各国の「政策金利」が変わるからです。例えば、日本銀行が利上げを行い、アメリカのFRBが利下げを行うと、これまでの金利差がギュッと縮まります。世の中の金利の動きを追いかけることで、スワップがいつ逆転しそうかを事前に予想できるようになります。

日本と相手国の政策金利が近づくことで起きる現象

スワップポイントが決まる一番の根拠は、日本なら「無担保コール翌日物金利(TONA)」、アメリカなら「フェデラル・ファンド金利(FF金利)」といった指標です。これらが近づくほど、スワップの額は小さくなります。

かつては「円安・ドル高」で大きな金利差がありましたが、日本の金利が0.25%や0.5%と上がっていくたびに、差は埋まっていきます。「どこの国の金利が上がり、どこの国の金利が下がっているか」というニュースに敏感になることが、支払い地獄を避ける第一歩です。

為替市場の需給バランスが大きく崩れた時の影響

金利だけでなく、市場でその通貨がどれくらい求められているか(需給)もスワップに影響します。例えば、世界中の人が一斉にドルを売り始めると、ドルの調達コストが上がり、結果として売りポジションのスワップ支払額が増えることがあります。

これは銀行同士の取引レートが反映されるため、個人の力ではどうにもできない部分です。「金利差は変わっていないのにスワップが変わった」という時は、市場の裏側で大きな動きが起きているサインだと考えましょう。

FX業者が受け取る金利と私たちが支払う金利のズレ

FX会社は、ドイツ銀行やJPモルガンのような大きな銀行(LP)から金利の情報を仕入れています。そこに自社の利益を乗せて私たちに提示するため、どうしても「もらえる額は少なく、支払う額は多く」なりがちです。

この「手数料分」が、金利差がわずかな時にスワップの逆転を加速させる原因になります。スワップの条件が急に悪くなったと感じたら、その会社が利益を多く取りすぎていないか、他社と比較してチェックする癖をつけましょう。

売りポジションの支払いを少しでも減らすための具体的な工夫

売りポジションを維持しつつ、支払いを少しでも浮かせるための小技はいくつかあります。FXの世界には「スワップが発生するタイミング」という明確なルールがあるため、その隙間を突くのです。

毎日まともに払うのではなく、賢く立ち回ることで年間数万円のコストカットも夢ではありません。「ルールを知っている人が得をする」のが投資の世界ですので、少しの手間を惜しまずに実践してみましょう。

スワップが発生する直前の時間帯に決済を済ませる

スワップポイントは、ニューヨーク市場が閉まる「ロールオーバー」の瞬間にポジションを持っているとかかります。日本時間でいうと、冬なら午前7時、夏なら午前6時です。

この瞬間の直前に一度決済し、直後に買い直せば、スワップの支払いは発生しません。毎日やるのは大変ですが、特に支払い額が大きくなる日だけでもこの工夫を取り入れることで、維持コストを劇的に抑えられます。

支払い額が少ない通貨ペアに乗り換えてリスクを分散する

ドル円の売りスワップが辛いなら、ユーロ円や豪ドル円など、他のペアに目を向けてみましょう。相手国の金利が低ければ、円売りでも支払う額は少なくて済みます。

一つの通貨にこだわらず、似たような動きをするけれどコストが安いペアを探すのがプロのやり方です。「円を売りたい」という目的は同じでも、相手を変えるだけで毎日のストレスが嘘のように軽くなることがあります。

3倍デーの直前だけポジションを外してコストを浮かす

FXには、土日の分をまとめて支払う「スワップ3倍デー」があります。通常は水曜日から木曜日にかけてのタイミングで、1日分ではなく3日分のマイナススワップが引かれます。

この日だけは、支払額がいつもの3倍になるためダメージが甚大です。水曜日の深夜に一旦ポジションを閉じ、木曜日の朝に持ち直すだけで、3日分の支払いをゼロにすることができます。

業者ごとのスワップポイントを比較して支払いを抑える方法

スワップポイントの設定は、FX会社によって驚くほどバラバラです。ある会社では売りスワップの支払いが1日150円なのに、別の会社では110円ということも珍しくありません。

私たちは、自分に有利なルールを提供してくれる会社を選ぶ権利を持っています。少しでも有利な場所へ資金を移動させる「口座の使い分け」をマスターすることが、長期的な勝利への近道です。

売りスワップの金額を公開している比較サイトを活用する

自分で全社のページを回って調べるのは大変ですので、スワップ比較サイトを賢く使いましょう。毎日更新されているサイトも多く、どこが「今、最も支払いが安いか」が一目でわかります。

特にメキシコペソや南アフリカランドといった高金利通貨を扱う際は、この差が致命傷になります。週に一度はランキングを眺めて、自分の使っている会社の順位が落ちていないか確認する習慣をつけましょう。

決済するまでスワップが確定しない口座で税金を後回しにする

スワップポイントの扱いには、2つのパターンがあります。毎日残高に反映される会社と、決済するまで確定しない会社です。後者を選べば、ポジションを持っている間は税金がかかりません。

マイナススワップが発生している場合、これを利益と相殺して税金を安くできる場合があります。自分の納税状況に合わせて、スワップの確定タイミングが自分に有利な会社を選ぶことも、立派な節税戦略になります。

スプレッドの狭さよりも「維持コスト」の低さを優先して選ぶ

短期のデイトレードならスプレッド(手数料)の狭さが命ですが、長期で持つならスワップの良さが命です。いくらスプレッドが狭くても、毎日のスワップ支払いが多ければ、数日でその差は逆転してしまいます。

自分の投資スタイルが「数日〜数週間の保有」なら、まずはスワップカレンダーを見て、支払いの安さを最優先にしてください。見かけの派手なキャンペーンよりも、日々のランニングコストが低い会社こそが、本当に信頼できるパートナーです。

スワップフリー口座を活用してマイナス支払いをゼロにする手順

「毎日お金が減るのがどうしても耐えられない」という方に知ってほしいのが、スワップフリー口座です。これは、特定の期間や条件を満たせば、スワップポイントが一切発生しないという特殊な口座です。

本来はイスラム教徒の方への配慮から生まれた仕組みですが、最近では一般の投資家向けにも提供が広がっています。これを使えば、売りポジションを持っていても、毎日1円も支払わなくて済むという夢のような状態を作れます。

① 解説テキスト: スワップフリーのサービスで最も有名なのが「Exness(エクスネス)」です。この会社では、特定の条件を満たした「プロ口座」や「スタンダード口座」において、主要な通貨ペアのスワップが完全にゼロになります。ドル円の売りポジションを数週間持ち続けても、維持費は1円もかかりません。マイナススワップに悩む人にとって、これ以上の解決策はないと言えるほど強力なツールです。

② 詳細情報テーブル:

項目内容他との違い
スワップ設定特定条件でスワップフリー売りでも買いでも金利が発生しない
対象銘柄ドル円、ユーロドル、ゴールドなど主要なペアの多くが対象になる
レバレッジ最大無制限(条件あり)少ない資金でも大きな取引が可能
追証(借金)なし(ゼロカット採用)入金額以上の損をすることがない

③ 誘導・比較: 国内のFX会社では、どうしても金利差がある限りスワップが発生してしまいます。しかし、Exnessのような海外口座を賢く組み合わせれば、スワップの支払いを完全に「なかったこと」にできます。毎日コツコツとお金が減っていくストレスから解放されたいなら、Exnessでの運用を一部に取り入れるのが、今の時代の賢い選択です。

逆転したスワップポイントによる損失を節税でカバーする手順

「支払ってしまったスワップはもう戻らない」と諦めていませんか。実は、支払ったマイナススワップは、税金の計算上「必要経費」として認めてもらえる場合があります。

FXで得た利益から、支払ったスワップを差し引くことで、納める税金を安くできるのです。「損して終わり」にせず、最後の1円まで税務上のメリットを使い倒すことが、賢い投資家へのステップアップです。

マイナススワップを「必要経費」として確定申告する

1月1日から12月31日までの間に支払ったマイナススワップの合計額は、FXの利益から引くことができます。もし為替で100万円儲けても、スワップを20万円払っていれば、税金がかかるのは80万円に対してだけです。

これを正しく申告しないと、本来払わなくていい税金まで払うことになってしまいます。証券会社から発行される「年間損益報告書」をしっかり確認し、マイナススワップが経費として計上されているかチェックしましょう。

為替で出た利益と支払ったスワップを損益通算する仕組み

FXの税率は一律20.315%です。マイナススワップを利益と相殺(損益通算)すれば、その20.315%分が「節税」という形で手元に残ります。

例えば、10万円のマイナススワップを支払ったなら、約2万円分の税金を浮かせる効果があるということです。「支払いは辛いけれど、その分だけ来年の税金が安くなる」と考えることができれば、精神的な負担も少しは軽くなるはずです。

翌年以降に損失を繰り越して将来の税金を安くする

もし1年間のトータルがマイナスになってしまった場合でも、「損失の繰越控除」という制度を使えば、その損を最大3年間持ち越せます。来年大きく儲けた時に、今年の損をぶつけて税金を安くできるのです。

これをやるには、負けた年でも確定申告をしておく必要があります。「今年は負けたから関係ない」と放置せず、将来の利益を守るための準備として、マイナススワップもしっかり記録に残しておきましょう。

売りポジションを持ちながら急な金利変動に耐えるための管理

スワップの支払いに耐えながらチャンスを待つなら、徹底した資金管理が欠かせません。支払いによって少しずつ「証拠金維持率」が下がっていくため、ある日突然、強制ロスカットにかかるリスクがあるからです。

毎日のお金の減り方をシミュレーションし、何ヶ月先まで耐えられるかを計算しておきましょう。数字を可視化することで、「いつの間にかピンチになっていた」という最悪の事態を防ぐことができます。

証拠金維持率を高く保ってロスカットの連鎖を防ぐ

マイナススワップは、毎日少しずつあなたの体力を奪っていきます。最初は余裕があっても、数ヶ月経てば維持率は確実に下がります。

最低でも500%、できれば1,000%以上の維持率を保つように、余裕を持って入金しておくか、ポジションを小さく保ちましょう。「スワップで削られる分」をあらかじめ計算に入れ、常に安全圏で戦うことが、逆転のチャンスを掴むための絶対条件です。

金利の見通しが変わる中央銀行の発表スケジュールを把握

スワップが変わる最大の原因は、中央銀行の発表です。日本銀行の「金融政策決定会合」やアメリカの「FOMC」の日程は、必ずカレンダーにメモしておきましょう。

発表内容によっては、翌日からスワップポイントが倍増したり、逆に改善したりすることもあります。「明日何が起きるか」を知っておくだけで、無駄な支払いを避けるために早めに逃げるといった判断ができるようになります。

逆指値注文を置いて想定外の支払い増大に備える

金利が急変した時、スワップの支払い額も爆発的に増えることがあります。そんな時のために、「ここを超えたらもう諦める」という決済注文(逆指値)を常に入れておきましょう。

為替の損だけでなく、スワップの支払いというダブルパンチで資産を失うのが一番怖いです。「自分を守るための保険」として注文を置いておくことで、夜も安心して眠れる環境を作ることができます。

投資戦略を切り替えてスワップ逆転の不安から解放される方法

もし、マイナススワップの支払いがどうしてもストレスになるなら、投資のやり方そのものを見直す時期かもしれません。FXには、金利差を気にせずに利益を出す方法もたくさんあるからです。

無理にスワップに耐えることだけが正解ではありません。自分の性格や生活スタイルに合わせて、もっと楽に稼げる方法へシフトしていきましょう。投資は幸せになるためにやるものですので、心が疲れない方法を選ぶことが何より大切です。

長期保有から短期のデイトレードにスタイルを変える

その日のうちに取引を終えるデイトレードなら、スワップポイントは一切発生しません。ロールオーバーの時間(朝方)にポジションを持たなければ、金利差なんて関係ないのです。

数日間持ち続けるのではなく、数時間で数万円を狙い、寝る前には口座を空っぽにする。このスタイルに切り替えるだけで、毎日の支払いストレスからは100%解放されます。

金利差ではなく「価格の波」だけで利益を狙う考え方

スワップをもらうこと(インカムゲイン)にこだわらず、価格の差(キャピタルゲイン)だけで勝負する思考に変えてみましょう。100円の支払いがあっても、為替で1万円抜ければ何の問題もありません。

スワップはあくまで「おまけ」と考え、チャートの形や流れに集中するのです。「スワップがマイナスだから売りたくない」といったバイアス(偏り)を捨てることで、より純粋に相場のチャンスを捉えられるようになります。

投資信託などスワップの概念がない資産へ一部を移す

FXの激しい動きや金利の計算に疲れてしまったら、資金の一部を投資信託や株に移すのも手です。これらにはスワップの支払いという概念がなく、配当金は「もらえるだけ」のプラスの世界です。

資産の一部を「持っているだけでお金が減るもの」から「持っているだけでお金が増えるもの」に替えるだけで、精神的なバランスが整います。一つのやり方に固執せず、複数の資産を組み合わせることで、心穏やかに資産形成を進めていきましょう。

この記事のまとめ

スワップポイントの逆転は、金利が動く以上、避けては通れない問題です。特に売りポジションで毎日コストを支払うのは辛いものですが、以下のポイントを意識するだけで、その負担は劇的に軽くできます。

  • ポジションの縮小他社への乗り換えで、毎日の流出を食い止める。
  • 3倍デーの回避ロールオーバー前の決済など、タイミングを工夫する。
  • スワップフリー口座(Exnessなど)を賢く使い、支払いをゼロにする。
  • 支払ったマイナススワップを確定申告の経費にして税金を安くする。
  • 証拠金維持率に余裕を持ち、長期の戦いに耐えられる体力を残す。
  • ストレスが大きいならデイトレードへの切り替えも検討する。

お金を増やすために始めた投資で、毎日お金を減らしていては本末転倒です。まずは今の口座のスワップカレンダーをチェックし、明日からできる小さな工夫から始めてみてください。あなたの資産を守れるのは、あなた自身の知識と行動だけです。

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この記事を書いた人

MONEY STUDIO編集部は、投資・金融分野の情報収集・分析を行う複数名の編集メンバーで構成されています。
一次情報・公式データ・実体験をもとに記事を制作しています。
特定の金融商品や投資手法を過度に推奨することはなく、メリットだけでなくデメリットやリスクも明示することを編集方針としています。

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